瀋陽から丹東までは、約250km。重い荷物とともに歩いていくなんてありえないので、頼るは車です。白タクっていう手もあるのですが、だいぶ高い。やはり庶民の味方は公共交通機関のバスです。
チケットを購入し、所定の時間にバス停へ。10番と聞いたので10番から出てバス停を探しても、無い、無い。薄汚れ、色も落ちた旗に10の文字が。それも隣は5番と9番、どういう並びなんでしょうか。
待つことしばし、バスが一台やってきました。往丹東って書いてあるし、みんな集まってきました。
ところが、このバスは次発で、別のバスだというじゃないですか。人民も大移動。
何の変哲もない普通のバスにのり、丹東向け出発です。
瀋陽丹東間の高速は、順調です。積雪もないし、台数も少ない。
積雪があったら大変です。たぶん閉鎖。人民はノーマルタイヤだから、つるつる滑って事故多発です。
所要時間は約3時間、2時間くらい走ると丹東に近くなった気がします。なぜかって、ナンバープレートでわかります。瀋陽で登録した車なら「遼A・・・」、大連なら「遼B・・・」、丹東なら「遼F・・・」になっています。遼Fが増えれば、丹東に近づいてきた証拠。
高速を降りると、もう日も暮れて、ラッシュアワーです。丹東市内も御多分に漏れず大ラッシュです。近年本当に台数が増えました。
何でもありありの世界なので、運転手さんも大変です。
「前を走るベンツ、横も見ないで入ってきた」 警笛 ぷぷぷぷ~~~~
「右のタクシー、幅寄せしてきた」 パッシング パッパッパッ
乗客も応援します。負けるな運転手さん。フレーフレー
「なんだ、あの車、道の真ん中でエンコしてやがる。」仕方ありません、避けるので渋滞です。
危ないと思ったら、まずクラクションを鳴らすので、町はとってもにぎやかです。
丹東行バス
