北京に住む若者は何を思う

北京 小旅行

頤和園見学の後、友人夫婦と昼食、ご夫妻の別荘に連れて行っていただきました。本宅は市内にあるそうです。
この別荘がすごかったです。外はタウンハウスですが、中は中国の現代のテレビドラマに出てくるような作りでした。地上3階地下1階、延べ床面積は600㎜2以上はあるかと。キャッシュでポンと一億円位は出したのではないでしょうか。
家の中を見せていただいた後、敷地内を散歩したのですが、歩けど歩けど外に出ません。何軒あるのかわかりません。だいたい家の番号が6桁なんて。
さらに、見るからに戸建てと思われるようなのも。それが何か変なんです。敷地と敷地の境界に壁があるのですが、その上を可愛い屋根がつないでいます。実は、戸建ては禁止、戸建てでなくするためにあるんだそうです。「上に法あれば下に策在り」の現実を見てしまいました。
この場所は市内から結構離れているので、夕食の後に送っていただいたのがこの駅。
北京の夜.jpg ルーチェンと読むのでしょうか、地下鉄6号線が延長されて出来た駅です。もう暗かったのですが、あるのは駅だけです。将来は周りにマンションがにょきにょきと建つのでしょう。
切符を購入しようとすると、自販機は閉まっていて窓口のみに。終電が近いようです。2号線に乗り換えたかったのですが、まだ10時過ぎなのに、駅員曰く「乗り換えは無いかもしれない。だったら平安里で下りた方が近いよ。」
北京の地下鉄の終電は意外と早いです。
やっと本題。郊外から都心へと向かうので、こんな時間の乗客は若者ばかりです。スマホをいじっている人が多いのは、日本と同じ。
最初に気になったのは、目の前に座った女性。長髪で化粧は結構厚め。ずっとスマホを見ています。動画なのか、チャットをしているのか。いきなり立ち上がると、踊り始めました。目の前で踊っているので、ぶつかってくるのではないかとヒヤヒヤです。そのうち下車していきました。
次に気になったのが、一番目の女性が下車してきた駅で乗ってきた女性、ちょっと変わっていました。電動スクーターを持っています。座ると、スマホを取り出して、髪の毛をいじったり、顔を触ったり。でも、髪はぼさぼさ、すっぴん。悩むのだったら、スマホでなくて別の場所があるだろうって。今になって考えてみると、オカマちゃんかおこげちゃんだったかもしれません。
平安里駅で2番目の女性と一緒に下車。乗り換えの4号線目指して急ぎます。プップッ、クラクションの音。なんと持参のスクーターに乗っていました。自由すぎるーーー
結局乗り換えは無く、タクシーを捕まえてホテルに戻りました。着いたのは12時近かったです。
地下鉄に乗っていた若者たちは、朝まで何を思って遊ぶのでしょうか。北京に住む夢って何だろう。

タイトルとURLをコピーしました